第196章 薬の交換を手伝ってくれますか?

近藤蒼大からの返信は早かった。「それだけで大丈夫です! ありがとうございます、福田さん!」

福田祐衣は黙ってスマートフォンの画面を消した。

コートを羽織り、白杖を握りしめて立ち上がる。タクシーを拾うと、近藤蒼大が所望した『大福』と、他にも数種類のスイーツを買い求め、それから病院へと向かった。

病室のドアは完全に閉まっておらず、少し隙間が開いていた。福田祐衣が二回ノックすると、中から近藤蒼大の声がした。「どうぞ」

彼女はドアを押し開け、白杖を突きながら入室すると、手にした紙袋をサイドテーブルに置いた。「頼まれていたスイーツよ」

近藤蒼大はすでに上体を起こせるまで回復していた。彼は言葉...

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